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ミルキークイーンの特徴

ミルキークイーンの特徴とは

甘ミルキークイーンは日本人好みの粘り気のあるお米として、平成初期にコシヒカリの品種改良として誕生したお米です。粘りがあり、もちもちした食感から、根強いファンが多くいるミルキークイーン。今回はミルキークイーンの特徴や炊き方、合う料理、合わない料理をまとめてご紹介いたします。

ミルキークイーンの特徴とは

ミルキークイーンの特徴をざっと解説します。

ミルキークイーンは国主導の農業として1985年に「スーパーライス計画」が立案され、農業研究センターの稲育種法でコシヒカリを元に改良されて誕生した品種です。
「ミルキー」の名称の通り、米粒が乳白のように白く、不透明になることが特徴とされています。
また、食欲をそそられる光沢感も優れているお米です。

食感は粘りがあり、モチモチふっくら、従来のコシヒカリよりも少ない水分で炊き上げても柔らかい食感が味わえます。
冷めても硬くなりにくいことから、お弁当やおにぎりなどにも適していると言われています。

さらに、ミルキークイーンは数々のお米の賞での受賞歴も多く、「お米はこれしか食べたくない!」という人もいるくらいファンの多いお米です。

        

ミルキークイーンの粘り

日本のお米は「アミロース米」と「低アミロース米」に分けられますが、ミルキークイーンは「低アミロース米」です。

お米の8割はデンプンで成り立っていますが、アミロースはデンプンの主成分の一つで、アミロースが少ないほど粘りの強さが出るとされています。
つまり、ミルキークイーンは低アミロースなので、粘りの強いお米というのが特徴です。

低アミロース米は他にも「ゆめぴりか」「夢ごこち」などがありますが、いずれもアミロースの含有率は17%程度(コシヒカリは約19%)。
対して、ミルキークイーンのアミロース含有率は10%を下回るため、低アミロース米の中でもミルキークイーンは断トツの粘り強さと言ってもいいでしょう。

このように、ミルキークイーンは粘りが強く、もちっとした食感があることから、冷えても硬くなりにくいのも特徴です。

        

ミルキークイーンのもちもち感

ミルキークイーンを食べてみるとわかるのですが、一口噛み締めてみるともちっとした弾力があります。
そのため、パサポソとしたお米が苦手で、お餅のような風味&弾力のあるお米が好きな人にはミルキークイーンがおすすめです。

反対に、粘りやもちもち感が苦手な人は、あっさりした「ななつぼし」や「ササニシキ」が良いでしょう。

ミルキークイーンは冷めても美味しい

お米は炊き立てはおいしいけど、時間が立つと固くなっておいしくなってしまいますよね。
お弁当やおにぎりなど、せっかくお昼ご飯のために用意して持っていったのに、冷めて固くなってしまうのは悲しいもの。

そんなあなたは、ぜひ今日からお米をミルキークイーンに変えてみませんか?
ミルキークイーンは冷めてしまっても固くなりにくい特徴があります。
時間が経ってももちもちとした食感を味わえますので、お弁当やおにぎりにもピッタリ。

炊飯器の保温機能で12時間以上放置しても、あまり劣化がありません。
他の品種だと長時間炊飯器に放置したら黄色く変色してダメになってしまいますが、ミルキークイーンなら長時間ほったらかしていても品質を長く保てるため、うっかりさんにもおすすめ。
仕事で忙しくてなかなか家事ができない人にも良いでしょう。

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ミルキークイーンの炊き方

ミルキークイーンの炊き方は通常のお米と同じ。洗米して、夏場は30分、冬場は1〜2時間ほど浸水した後に炊飯器で炊き上げましょう。

浸水ではじっくりと水分を吸わせることによって、より一層ふっくら感が増しますよ。
炊く時のコツとしては、水の量を通常より少なめにするのがおすすめ。
通常ですと1合150gに対して1.2倍の水の量が必要と言われているため、1合なら約180ml、2合なら360ml、3合450mlが適正と言われています。

しかし、ミルキークイーンはお米自体がやわらかいため、通常と同じ水の量にするとベチャっとしてしまうのです。

そのため、ミルキークイーンでは水の量を通常よりも1割程度減らしましょう。
1合なら162ml、2合なら324ml、3合405mlですが、単位が細かいため、炊飯釜のメモリより少なめにするくらいの感覚でOKです。
上の画像では2合で少なめにしています。

また、今使っているお米とブレンドして使うのもアリ。7:3や5:5など、お好きな配合でいろいろ試してみるのもおもしろいですよ。

炊き上がったミルキークイーンは、ツヤがありふっくらしています。
炊飯器を開けたらおもちのような良い香りが漂ってきて、食欲をそそりますよ。

        

ミルキークイーンに合う料理

実際にミルキークイーンを炊いてみて、いろんな料理で味わってみました。
結論からいうと、ミルキークイーンは炊き込みご飯やふりかけご飯にするよりも、シンプルにミルキークイーンだけで食べるのがおすすめ。
口に広がる甘い香りやコクがダイレクトに感じられて、おいしく味わうことができます。

こってりとした味のトンテキは相性抜群でした!
濃厚なソースをかけたお肉をおかずにするだけで、どんどんご飯が進んでしまいます。あやうく食べ過ぎてしまうところでした。

照り焼きチキンやしょうがやきなどにも合わせて食べましたが、こちらももちもち感が引き立ち、お肉の味もちょうど良くなりとってもおいしかったです!
タレ系のおかずには相性がピッタリかもしれませんね。

おいなりさんにもしてみましたが、もちもち食感のお米にすし酢が絡んでおいしかったです。

もちもちとした食感を生かすなら、ミルキークイーンで炊き込みご飯を作るのもおすすめです。
ミルキークイーンは冷めても美味しいので、炊き込みご飯が冷めてもおいしく食べられました。

おかずをつけず、シンプルにご飯、味噌汁、漬物の3点セットでも十分においしく味わえます。

ミルキークイーンに合わない料理

逆にミルキークイーンと相性が悪いのがカレーライス。
カレーライスはもともとインド発祥の料理のため、ジャポニカ米よりも少しパサっとしたインディカ米のほうが相性は良いです。
カレーライスのドロッとした食感とミルキークイーンのもっちりした食感が合わさると、残念ながらクドくなってしまうのです。

日本のお米でカレーライスを美味しく食べるのであれば、粘り気が少なくしっかりした食感のお米の方が相性が◎。
銘柄で選ぶならミルキークイーンよりも「あきたこまち」や「つや姫」のようなあっさりとした食感のお米がおすすめです。

また、ミルキークイーンはチャーハンも避けた方が良いです。
チャーハンはパラパラ感が重要。家庭でパラパラ感のあるチャーハンを作るのはただでさえ大変ですが、ミルキークイーンでチャーハンを作ってしまうと残念ながらうまくパラパラ感が表現できません。

ミルキークイーンで何か料理を作るときの参考になれば幸いです。

ミルキークイーンの特徴 まとめ

ミルキークイーンの特徴や炊き方、合う料理などをご紹介しました。
ミルキークイーンはお米がおいしい日本に生まれて本当によかったなと思わせてくれますね。

モチモチ感や粘りの強いお米が好みの方は、ぜひミルキークイーンを味わって見てくださいね。

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