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マンゴーの旬はいつ?主な産地や種類もご紹介

マンゴーの旬はいつ?主な産地や種類もご紹介

マンゴーは、主に暖かい地域で栽培されるフルーツで、日本では贈答品としても人気があります。
世界三大フルーツの一つでもあるマンゴーについて、旬や主な産地、種類について詳しくご紹介します。
マンゴーと一口にいっても、さまざまな種類があるので、ぜひ購入の際の参考にしてみてください。

マンゴーの主な産地は?

マンゴーの主な産地について、国内と海外に分けてご紹介します。
海外からの輸入についても、あわせて見ていきます。

●国内

国内では沖縄県での収穫量が最も多く、国内シェアの約50%を占めています。
続いて宮崎県が約30%、鹿児島県が約10%と続いています。
国内全体の生産量を2003年~2018年で見てみると、年によって生産量の上下が多少あるものの年々増加傾向にあります。
栽培面積で比べると沖縄県が約270ha、宮崎県が約90ha、鹿児島県が約65haです。
なお、収穫量、栽培面積ともに1位の沖縄県では主に宮古島市、豊見城市、石垣市での栽培が盛んです。

●海外

マンゴー、マンゴスチン、グアバの3つについてまとめられたFAO(国際連合食糧農業機関)の統計資料によると、この3つの収穫量はインドが最も多く世界全体のおおむね半分を占めています。
これは2位以降を大きく上回る圧倒的な収穫量で2位以降はどの国も10%前後とそれほど差はありません。
なお、2位以降はインドネシア、中国、メキシコ、タイなどです。
この中でも日本はメキシコやタイからの輸入が多くなっています。
メキシコからの輸入量は全体の約50%と最も多くタイは約20%です。

マンゴーの旬はいつ?

マンゴーは、産地によって旬が異なるため、こちらも国内と海外に分けて見ていきます。

●国内

国内で収穫されるマンゴーは5月~8月にかけて旬をむかえます。
ただし、国内の主な産地である沖縄県と宮崎県でも市場に出回る時期は少し異なります。
東京都中央卸売市場においては宮崎県産は少し早めの3月ごろから出回りはじめます。

●海外

海外で収穫されるマンゴーのうち、輸入量の多いメキシコ産は4月~7月が旬です。
タイ産は東京都中央卸売市場では1年を通して出回っており出回る量が多くなるのは2月~8月ですが旬は3月~5月です。

マンゴーの種類とその特徴について

一口にマンゴーといってもその種類はとても多く500種類以上あるともいわれています。
今回はその中でも6つの種類についてご紹介します。
この6種類の中でもさらに細かく品種が分かれているので、この点もあわせてご紹介します。

●アップルマンゴー

熟すと皮が赤くなるマンゴーのことで香りや甘みも強く濃厚な味わいですが適度に酸味もあります。
果肉はオレンジ色で繊維はほとんどなく果汁が多い上に種は薄くて小さいのが特徴です。
アップルマンゴーにあてはまる品種はアーウィン種、ヘイデン種、ケント種などです。
国内で栽培されているマンゴーのほとんどがアップルマンゴーのアーウィン種になります。
なお、弊社のオンラインストアで販売しているのは奄美大島産のアーウィン種です。

●グリーンマンゴー

熟しても皮が緑色のままのマンゴーで豊かな香りがあり口に入れるとトロリととろけるような味わいです。
海外で栽培されたものはアップルマンゴーに比べると甘みや酸味がひかえめで、まろやかなのが特徴です。
国内では沖縄県で栽培されており、あてはまる品種はキーツ種のためキーツマンゴーといわれることもあります。

●タイマンゴー

タイで栽培されたマンゴーのことで主に皮が黄色くサイズの大きなナンドクマイ種という品種をさしますがマハチャノ種などもあります。
ナンドクマイ種はヘタ部分が丸みをおびていて先端はとがっているのが特徴です。
品種名には「花のしずく」という意味があり甘みはマンゴーの中でもトップクラスですが酸味もほどよくあります。
国内で栽培されたものに比べて価格がリーズナブルで購入しやすいのが嬉しい点です。

●ペリカンマンゴー

主な品種はフィリピンで栽培されるカラバオ種で見た目がペリカンのくちばしに似ていることから、この名前がつけられました。
タイマンゴーとよく似た見た目ですが、それよりもサイズは小さめです。
イエローマンゴーやゴールデンマンゴーとよばれることもあります。
香りが良く適度な酸味が甘みとよく合っていて舌触りはなめらかです。
日本のスーパーにもよく出回っており1年中栽培されているため購入しやすい価格です。

●インドマンゴー

世界でも圧倒的な収穫量を誇るインドで栽培されたマンゴーのことをいいます。
国内にはあまり出回っていませんが現地では価格がリーズナブルでおいしいと評判です。
あてはまる品種は多くありますが、その中でもアルフォンソ種は「マンゴーの王様」ともよばれる高級品種です。
果肉は繊維が少なくてやわらかく香りが良い上に甘みと酸味のバランスが絶妙です。

●ピーチマンゴー

オーストラリアで栽培されるマンゴーで皮がピンク色と黄色のグラデーションになっており、まるで桃のような色合いです。
フレッシュな香りとクセのないマイルドな甘さがあり、あっさりしていて口当たりがなめらかです。
該当する品種はケンジントンプライド種になります。

マンゴーの産地と種類の一覧表

マンゴーの種類と品種をご紹介しましたが、それらを分かりやすく表にまとめたものが以下になります。
それぞれの品種の主な産地も記載していますので、ぜひ参考にしてみてください。
種類 主な品種 主な産地
 

 

アップルマンゴー

アーウィン種 日本・台湾
ヘイデン種  

メキシコ・ブラジル

ケント種
グリーンマンゴー キーツ種 沖縄県・カリフォルニア州
 

タイマンゴー

 

ナンドクマイ種  

タイ

マハチャノ種
ペリカンマンゴー カラバオ種 フィリピン
インドマンゴー アルフォンソ種 インド
ピーチマンゴー ケンジントンプライド種 オーストラリア

まとめ

マンゴーの旬は産地によって異なりますが平均的にみると初夏~夏ごろです。
産地については国内では沖縄県や宮崎県での収穫量が多く、海外ではインドが全体の半数を占めるほどの圧倒的な収穫量となっています。
しかし、インドからの輸入はあまりなく海外からの輸入はメキシコやタイがほとんどです。
また、マンゴーにはさまざまな種類があり、その中でもさらに品種が分かれています。
国内で栽培されているもののほとんどはアップルマンゴーといわれる種類の中のアーウィン種という品種です。
国内で収穫されるマンゴーの中には厳しい基準が設けられたブランド品もあり贈答品としても人気を集めています。