お問い合わせ 03-6438-9660
月~金 10:00~19:00(土日祝日を除く)

赤い果実がかわいらしいさくらんぼは、栄養が豊富な果物です。体を温める作用があることをご存じでしたか?栄養素やそこから期待できる効能、さくらんぼの種類や品種について、また1日に食べてよい量や、適した保存方法についてもご紹介します。おいしく食べるだけでなく、その豊富な栄養素に着目して、さくらんぼの魅力を再確認してみましょう。

さくらんぼに含まれる栄養素と期待できる効能

早速、さくらんぼに含まれる栄養素と、そこから期待できる効能についてご紹介していきます。女性に喜ばれる栄養が豊富に含まれているが特徴です。

ビタミンA

さくらんぼにはビタミンAが含まれています。ビタミンAは、レバーや卵黄、野菜ではにんじんやモロヘイヤに含まれている栄養素であり、目や皮膚の粘膜を健康に保ち、抵抗力を強める役割があります。暗いところで視力を保つ働きがあり目にも良いとされています。

ビタミンB

ビタミンBは疲労回復におすすめで、赤身肉や、カリフラワー、ほうれん草などに含まれる栄養素です。炭水化物やアルコールを多く摂取する人が不足しがちであり、不足するとイライラしたしてしまったり、疲れやすくなったりするので注意が必要です。疲れを感じる前に日頃から摂取しておきたい栄養です。

ビタミンC

ビタミンCは、皮膚や細胞のコラーゲンの合成に不可欠な栄養素であり、美肌のためにかかせません。摂取することで病気への免疫力も高まり、抗がん作用も期待されています。ビタミンCは、不安、睡眠不足、疲労などストレスにさらされることで消費されるため、常に意識して摂取することが大切です。

葉酸

葉酸は、造血のビタミンとも呼ばれており、胎児の発育に大切な栄養です。さくらんぼは体を温める作用もあるため、妊娠中の女性にはぜひ摂取してほしい栄養素です。モロヘイヤ、ブロッコリー、ほうれん草などに豊富に含まれており、果物ではいちごやマンゴーに多く含まれており、さくらんぼも次いで多くの葉酸が含まれています。妊娠中に果物からおいしく葉酸を摂取することができます。

リン

リンはミネラルの一種で、骨や歯を形成するのに必要な栄養素です。リンが不足すると、食欲不振や倦怠感といった症状が現れ、進行すると骨変形や筋力低下が起こります。しかし、リンはさくらんぼを含め、多くの食材に含まれているため、さほど意識して摂取しなくても不足することはあまりありません。

カリウム

人体に必要なミネラルの一種であり、ナトリウムを排出する作用があるため、塩分の摂り過ぎを調節する上で重要な栄養素です。海藻類や乾物に多く含まれ、果物ではバナナやメロンからカリウムを摂取することができます。塩分の多い食事が続いていると感じたら、さくらんぼを購入してみてはいかがでしょうか。

鉄分

鉄分は赤血球の材料になり、不足すると貧血を引き起こします。鉄の主な働きは全身に酸素を運搬することで、不足すると思考力や記憶力の低下にもつながります。レバーやほうれん草、豚肉などに多く含まれ、果物ではラズベリーや梅からも摂取することができます。鉄分は特に女性が不足しがちなので、おいしく果物を食べることで栄養補充を心掛けましょう。

さくらんぼの種類や品種

さくらんぼには多くの品種があります。

佐藤錦(さとうにしき)

佐藤錦は主に山形県で栽培されている品種で、さくらんぼの中でも有名な品種です。「ナポレオン」と「黄玉」という品種をかけ合わせて作られた品種で、大正時代から育成されてきました。鮮やかな紅色で、甘味が強く、果汁を多く含みます。収穫時期は6月中旬から7月上旬ごろです。

紅秀峰(べにしゅうほう)

紅秀峰は「佐藤錦」と「天香錦」を交配した品種で、甘味が強く近年人気が出てきた品種です。1993年に品種登録されました。出回る時期は7月上旬ごろかたで、果実が固いため日持ちするのも特徴です。

紅さやか(べにさやか)

「佐藤錦」と「セネカ」の交配種で、1991年に品種登録されました。果皮は朱色から紫黒色で、中の果実まで赤いのが特徴です。適度な甘みと酸味があり、6月上旬から出回ります。

ナポレオン

粒が大きめでハート形のさくらんぼです。ヨーロッパで古くから栽培されてきた品種で、日本では明治時代から栽培がおこなわれています。甘みと酸味のバランスがよく、濃厚な味わいの果実です。出荷時期は6月下旬からです。

月山錦(がっさんにしき)

月山錦は中国生まれの黄色いさくらんぼです。甘みが強く、ほとんど酸味がありません。出荷量が多くないので、販売価格は高めで、贈答用人気がとしてもあります。収穫時期は6月下旬~7月中旬頃です。

アメリカンチェリー

アメリカンチェリーはその名の通り、アメリカで栽培されているさくらんぼの品種です。大きな果実は甘みが強く、価格も国内品種より安価で購入できることが多く、人気があります。黒っぽい赤色をしていて、アメリカンチェリーの中でも「レーニア」「ブルックス」などの品種があります。

さくらんぼの保存方法

さくらんぼを購入したら、冷蔵庫に入れる方も多いと思いますが、実は常温保存がおすすめです。長期保存がしたい場合には冷凍保存も可能なので、それぞれの保存方法についてご紹介します。

常温保存

さくらんぼは最もおいしいタイミングで収穫されるため、収穫後に甘くなることはありません。購入後は新鮮なうちに食べきることがおすすめです。すぐに食べきれない場合には、痛んだり傷がついたりしているものを取り除き、水気をとり、風通しがよく、直射日光の当たらない場所に保管しましょう。濡れた布巾やキッチンペーパーをかぶせておくと乾燥を防げます。クール便で届いた場合には、乾いた新聞紙やキッチンペーパーで包み、タッパーなどの密閉容器に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。新聞紙やキッチンペーパーは、毎日取り換えてください。

冷凍保存

量が多くて食べきれない時や、長期で保存したい時には冷凍保存が可能です。その際はさくらんぼの枝を取り除き、さっと洗ったら水気をとって、冷凍保存用容器に入れて冷凍庫に入れましょう。保存期間は一ヶ月ほどで、解凍せずにそのままシャーベットのように食べるか、焼き菓子などに利用してください。焼き菓子に加工する場合も解凍せずに使用できます。凍ったまま、カクテルやジュースの氷代わりにしてもかわいらしいです。

まとめ

さくらんぼの栄養素や期待できる効能を中心に、人気の品種や保存方法についてご紹介しました。かわいらしい見た目に味もおいしいさくらんぼは、大人から子どもまで人気の果物です。栄養が豊富で、美肌効果の期待できるビタミンや、妊娠中が摂取したい葉酸など特に女性に必要な栄養が手軽に摂取できます。健康維持にも着目しながら、ぜひ旬のさくらんぼを楽しんでください。